郷愁を誘う、ほおづき
いつ描いたのかわからないほど、古い絵が出てきました。
「ほおづき」の鉢を求めて、スケッチしたものだと思われます。
インパクトのない、素朴な絵です^^
小さいころ、わが故郷では今の季節「6月灯」と呼ばれる
縁日があり、親も子もワクワクしていたものです。
たいした娯楽のない時代、盆・正月と並んで
指折り数えて待っていました。
早めにお風呂に入り、夕飯を食べ終わると浴衣に着替え
近所の子たちと、連れだって夜遅くまで遊んだものです。
どの家も親公認です^^
キューピー人形や、綿菓子を思い想いに求めましたが
なぜか「ほおずき」の鉢植えも縁台に並んでいたのを
思い出します。
ほおづきなど、庭にはびこるほど、あるので
だれも見向きもしませんでした。
今の時代珍しいので「ほおづき市」なるものもあるようです。
ほおづきを見ると、かつての縁日とセットで甦ります。